大変おめでたく思う一方、本庶先生は、基礎研究と若手への支援の重要性を指摘された。
私は基礎研究に従事する若手研究者、若手の立場からみた思うところを書いてみる。
2018年のノーベル医学生理学賞は以下の2氏に授与されると発表されました。
- 米テキサス大のジェームズ・P・アリソン教授 (CTLA-4)
- 京都大高等研究院の本庶佑特別教授 (PD-1)
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2018 was awarded jointly to James P. Allison and Tasuku Honjo "for their discovery of cancer therapy by inhibition of negative immune regulation."
本庶特別教授は免疫の働きにブレーキをかけるたんぱく質「PD-1」を発見し、このブレーキを取り除くことでがん細胞を攻撃する新しいタイプの「がん免疫療法」の開発に結びつけた功績が評価されての受賞です。なぜかメディアでは、薬をつくったことがもてはやされているようですが、小野薬品工業の開発したオプシーボが評価されたわけではないことがポイントです。本来学術研究は、今すぐに使えるかはわからない「新たな知見一般」に価値があると思うし、それが薬など、何かの応用につながるのは素晴らしいことだと思います。こちらの記事では、基礎の発見の大切さが強調されています。(下の記事から引用)
「今年のノーベル医学生理学賞はガンの特効薬を見つけた本庶京大名誉教授らに与えられた」式の報道は有害無益なので、そういうニュースや、その種の報道しかできない科学デスクはマスメディアから一掃するのが日本の未来のためと思います。
本庶佑先生が2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞されました。『こわいもの知らずの病理学講義』の著者である仲野徹先生は、かつて本庶先生の研究室で助手・講師を勤めた弟子筋にあたります。師匠のノーベル賞受賞を祝して、仲野先生に特別寄稿をお願いいたしました。ぜひお読みください。
会見中で、本庶先生は、基礎研究に対する研究費が少ないこと、特に若手に対する支援が足りないことを指摘されておりました。このような話は、昨年の大隅良典先生の受賞時にも述べられており、ノーベル賞受賞者が訴えた結果研究費が増えないのであれば、他の研究者が訴えたとしても、状況が改善されないのではないかと危惧する声は多いと思います。私自身も、基礎研究に携わる若手研究者として、思うところがあります。
1円から支援が可能です笑。DIYや返済不要の自前の奨学金的等の参考になるかも笑
研究に対する評価、研究費に関しては、近藤滋先生の記事に、科学者サイドの意見が、大変わかりやすくまとめられていると思います。まとめると、所謂、科研等の公募される研究費が選択と集中であり、その選考にあたっては、研究を熟知しているプロの科学者に任せるほうが結果としてうまくいく(科学が分かってない人に目先の利益で研究費の選考をされると困る)、という主張が、大多数の科学者の意見だという意見、私もそうだと思います。
研究費はばら撒け>>研究者間の相互評価に任せろ
好きなことをやればよい>>研究者の「好きなこと」はイノベーション
役に立たなくてよい>>科学は総合力であり、幅の広さが力
となります。
構図としては、ミュージシャンとか芸人、画家の方に近いと思います。彼らもまた、頑張っていると思いますよ。僕もまた、所謂ガチ勢のつもりです、石にしがみついてでも活路を見出そうと思ってやってきたつもりです。例え同世代であっても、努力しないで、甘い汁をすすろうと考えるのは甘いんじゃないかって僕は思います。高学歴?だから優秀ってわけでもないですよ。実際のところ個人技でしょう!?甘えてんじゃねぇよ、と。学問以外の方法や、味方を持ち込んだっていいんだからさ。。。修士課程で業績0、普通は諦めていそうな状況で、逆転した身としては、プロをやるには人生をそこにかける覚悟が必要だと思うし、正面突破以外にも道があると言いたいです。この僕が、身をもって示したい。これは決して自分が優れているという主張ではないです。ダメな理由を探したり、自分や他人を責めても負けるだけだと、特に真面目な連中に訴えたいし、少なくとも、僕はこういうことをしたことは1度たりともないです。思うに、負けるやつは現実から目をそむけた、僕は受け入れた。僕が勝者になれるかは、やってみた結果がきめることです。僕本人は、これから先も覚悟を決めてやるだけです。近道などなくていいでしょ。じゃあ、泥臭く足掻くのはカッコ悪いですか?修士業績0からポスドクで科研費採択までの僕の気持ちを紹介します。https://t.co/BWIq5oQXO1— 神庭圭佑 (Keisuke Kamba) (@KambaKeisuke) 2018年11月4日
評価されなかった人が逆転勝ちする戦略_僕はウサギではなくカメを目指した_#21
https://ofuro-wa-shifuku-no-hitotoki.blogspot.com/2017/10/21.html
京科学者のキレイになる実験ほか_ブログ内神庭研究室
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京科学者のキレイになる実験ほか_ブログ内神庭研究室
むしろ総合力だと思うよ!総合力100のうち、どんなバランスか、だと思う。フリーなりたきゃ、一つは飛び抜けた(稼げる)スキルと、経営、実技(現場系)、営業(コミュ力)他、全部並以上欲しいね。逆に会社や組織は自分に足りないスキルをチームで補える。能力1×300人は能力200×1人より強いことが多いよ。— 神庭圭佑 (Keisuke Kamba) (@KambaKeisuke) 2018年10月31日
結局、雇用、研究費、全部に言えることですが、主導権をもつのはお金を出す側なんですよね、どうしても。それが現代の社会一般では通例です。研究者(現場)が主導権をもちたければ、お金を出す側に回る必要があるでしょう。その時大切なのは恐らく、お金を出す側を自分がすることと以上に、お金出す側の常識をしり、彼らと意思疎通ができることだと思うのです。経営と、現場では、考え方が全く異なりますしね。だから一つの能力だけ高い「現場のエース」が独立すると、経営や営業とか別のところで行き詰まることが多いと思う。フリー(独立)はワンマンプレイヤーができる総合力が必須。ただ、企業(大手)とかチームでやってるとこに競争で勝つ個人技も絶対必要。強い→独立、とか思ってる奴はだいたいここで詰む— 神庭圭佑 (Keisuke Kamba) (@KambaKeisuke) 2018年10月31日
1円から支援が可能です笑。DIYや返済不要の自前の奨学金的等の参考になるかも笑
追記
Create Linkをインストールすると、引用リンク作成が右クリックでできます。
僕が参考にしたサムネイルの作成方法
- Chrome拡張機能Create Linkではてなブログカード風リンクを作成する方法 | Webale
- Dr.ウーパのコンピュータ備忘録: 過去のBloggerブログ投稿の紹介リンク作成サービス - ver0.1.7
引用等
- The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2018
- ジェームズ・P・アリソン - Wikipedia
- 本庶佑 - Wikipedia
- 本庶佑さんにノーベル医学生理学賞が来た必然的理由 免疫チェックポイント療法:ノーベル委員会の免疫は働いているか?(1/6) | JBpress(日本ビジネスプレス)
- ノーベル賞・本庶教授が基礎研究への投資訴える ネットでも危機感強く「受賞者が言い続けても改善されない」
- do not say BARAMAKI
- Chrome拡張機能Create Linkではてなブログカード風リンクを作成する方法 | Webale
- Dr.ウーパのコンピュータ備忘録: 過去のBloggerブログ投稿の紹介リンク作成サービス - ver0.1.7
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