2022年3月15日火曜日

製材所見学、木質資源の有効利用に向けての研究のために_

京都大学バイオマスプロダクトツリー産学共同研究部門関連の企画の一環として、京都府南部にある尾崎林産工業さんとホリモクさんの製材所見学してきました。見学を通じて、木材の加工過程の現場を見て、木質資源の有効利用にむけての情報収集をしました。お土産として製材所で出る廃材等 (おがくずや樹皮等) をいただきました。製材業界にも処分に困る廃棄物等を、付加価値のある製品への入り口 (コスパ的にも、燃やすとか破棄より理にかなった方法) を創れたら良いですね。木材の価格や、自治体の助成金 (鳥取県は好待遇など) 前日の大雨の後、良く晴れて良かったです。

現時点では、廃棄物はバイオマス発電 (燃やす)、セルロースナノファイバー等、おがくずは牛の寝床や堆肥、木粉は製紙業等に使用されるとの事。これ以外に何か新たに、それも割に合うもの (なるべく簡単な過程、設備でできるものが求められる印象、一次加工は製材所でできる程度くらいのものができれば望ましい印象を持った)。何にせよ、やらないことには始まらないわけで。


尾崎林産工業@玉水駅近く

近くの名所: 玉川堤:人が少なく静かです。河岸の桜がキレイです。
事務所
製材所へ。建築業者と思しき方が買い付けにこられていた。
内装材 (壁や天井等) が主力との事
樹皮。1日でこの量 (廃棄物) ができる。現時点で良い利用方法がないとの事。放置していると発火することもあるとの事。これを活用できれば良いのだけど。お土産としていただきました。
丸太。ちらではあまり太すぎず、サイズが上下で大きく違わないものが主に扱われるとの事。
丸太から樹皮を除く機械

この木材は割りばしに加工されるとの事
お土産をいただきました。
乾燥機

板に加工される
木材を削る過程
水で洗われている
お土産@木粉
海外と日本では単価の付け方が異なるらしく (日本は木1本の価格を基準に加工品の価格が決まるのに対して、海外だと加工品も木1本に近い価格で取引されるため、製材業者の取り分が増え、海外産の木材は単価を安くしやすいとの事)。
ホリモク@最寄りは山城青谷駅
創業から100年以上で、現在社長は5代目だそうです。
製材所へ
板の加工過程。破損部位に穴を開け、穴埋めを行う。
このように穴が補修される
穴埋めに使用する木材。木の枝で、径を揃えてある。お土産にいただきました。箸置きに使うとお洒落に思いました。
乾燥済の木材。内割れより外割れとなるように調製されている。
補修過程。補修部位をマーキングし、適切な大きさのドリルでくりぬく。
補修体験。側面に接着剤を塗布し、補修材を入れてハンマーで打ち込む。私も体験させていただきました笑

右側が柱で左側が土台との事

加工された柱。最近は大工さんではなく、製材所でこのように加工するのが主流との事。
こちらは土台
余った部位。中程度の長さものは、中国に輸出して再加工、短いものは風呂屋さんで薪にされているとの事 (油がのこっていたりして、燃えやすいとの事)。
次のエリアへ
板が加工されている
家具エリア的な
2階から見下ろす製材所内の景観
家具の説明をしていただきました。
農作物に活用


樹皮のごみ。こちらでは併設のバイオマス発電で、廃棄物の多くが燃やされていいるのですが、樹皮はこの方法では処分できないため、産業廃棄物扱いとなるとの事。
この丸太 (スギ、直径50 cm x 4 m)の価格は、4万円前後との事。だいたい同じ体積の大根と同じくらいの価格のようです。
ヒノキ (4m、写真のサイズ) の価格はだいたい5000円前後。このように、そもそも木材1本あたりの単価が安いため、海外産の木材に比べて国産を使うにも採算が合わないことが多い=林が放置される等の一員との事)
ロシア産のアカマツ。
複数の板材を縛ってある。このような時は、キレイな面を外側、汚い麺を内側に梱包するのが一般的 (しない場合は安くなる) との事。
丸太の加工プロセス。チェンソーを固定し、丸太を動かすことで、対応できるサイズの幅が広いのが特徴。
一面ずつ削っていく
最終的に処理された木材

パンフレットをいただきました。最近だと京都御所のテーブルなど、家具や教育機関に納品されることが多いとの事。


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