2025年6月28日土曜日

エリートコースに乗っていないと思うなら、一旦独自路線で場所をつくるのが大事だと思う

前のに「[不服の極み] 研究室主催者の最終選考で落ちた結果、研究費と仕事を失いました」という投稿をしました。そこから給付を受けて、生活の資金がある程度確保できることになったので、次の職を探しつつ、ブログも含めてその他の活動をしていますが、SNS等、他の人の成功の話はどうしても目に入るし、逆に私以上に理不尽な目に合う人の話も耳にします。どうしても他人と比較になりがちになると思いますが、比較したとして、状況が変わるわけではないし、自分のメンタルを健全な状態に保つほうが大事だと思います。そうはいっても諦めとか妥協とかではなく、勝つための一手として、「独自路線で一定の立場を作る」ことがこういう時だからこそ働くと思います。

アイシールド21 325th downより

エリートコースを意識するかどうか

一般的に、何かをやろうとすると、所謂エリートコース、成功したらこういう風になるんだろうな的なレールがイメージつくと思います。~歳までに〇〇する (できなければ失敗、できれば成功) といったものもある意味その類でしょうか。目指すのはもちろん悪いことではないのですが、エリートコースを意識すると、必然的に順位付けをすると思うんですよね。〇〇という規格で評価すると自分は××より優れていて、△△より劣っているとか。競争と言い換えても良いかもしれません。さて、この比較に意味があるかどうか、というところを見ていくと、自分が正直集団の上位に乗っていて、トップ層を狙える位置にいる場合は競争を意識する意味があると思うのですが、自分が中位以下の序列にいる時は、集団の中の位置づけを意識しても優位に働かないと思うんですね。競争という土俵に乗るなら、上を取れる状態であれば走る意味があると思うし、下位に甘んじるのであれば上を取れないことがほぼ確定してしまうので、素直に上を取りに行く営みよりかは、いずれ競争に復帰するとしても、一旦別の路線から横付けする状態、あるいみショートカットを狙うのが勝ち筋なんじゃないかと思います。

競争に乗る事と諦めることは別

では競争に乗らなければダメか、というとそんなことはないと思います。エリートコース論を地で行くならですね、最初から最後まである程度以上の位置に位置付けてないとダメ、ということになってしまうのですが、勝利という観点からすると、途中経過で勝っていなくても後から抜かしてしまう方針、例えば10戦中9敗したとして、最後の1戦の比重が重いなら、最初9戦落としても最後の1戦とれば勝ちということもあるかもしれません。エリートコースに乗ってないと思ったら目指すべきは、こういう勝ち筋なんじゃないかな、と思います。良くあるのが、エリートコースに乗れなかったら、自分はダメだ (劣っている、弱い等) と自虐したり、運が悪かった、誰かのせいだと他責に走ったり、適当な何かに八つ当たりしてみたところで (酒だとか、~に逃げる的な方向もこの類でしょうか)、その先は明るくないと思います。下を向いたところで、良い方向に進むことはないでしょう。そうはいっても、上を目指していた人にとって、上を目指せない位置にいるのは好ましくない状態でしょう。こういうときは、一旦序列を度外視して、独自の立ち位置を確保するルートに一旦進むのが良いと思います (あきらめるとは別)。

独自ルートからの再創作

独自ルートとは、自分だからこそできる何かです。差別化ポイントです。要するに一芸で何か一つでも勝つことを目指す方向です。要するに一芸特化しておけば、仮にスタメンやレギュラーではないにせよ、試合にでれるチャンスはあるよ、ということです。はっきりいって、総合力で既にエリートコースを走っている側に負けていると考えられている人らと、同じ規格で勝負したとして、平等にチャンスがこない (一般にエリートコース側だけにチャンスがくる) と思います。平均型で丸い特性の控えをレギュラーで使うかってい言えば、使わないでしょう。それだったら一転特化の方がピンポイントですら出れる機会があると思います。ますはピンポイントでいいから出ることが大事だと思います。どんなに優秀であっても、その能力を発揮する機会がなければ、評価されることはないと思うし、評価するのは他人なので、自分 (やその仲間) だけが価値を知っていたとして、それだけだと周りに適切に評価されないと思います。そして、一芸でいいから活路をつくることができるなら、エリートコース路線の競争に乗り入れるチャンスがくることもあると思います。ピンポイントで控えで入ったことで評価され、レギュラーに成り代わる的な路線でしょうか。別にその一芸が、自分がやりたい何かで必要とされているものでなくても良くて、活路をつくれるなら何でも良いと思います。とにかく起点にできれば良い。そのためには何でも良いから起点が必要です。人生で別の道に進むとしても、一旦別ルート経由で入って、じつはこっちが良かった的な方向転換で道を変えるのが良いと思います。とりあえず序列云々は一旦度外視して、自分にしかできない何かで足場を硬めに行くのが初手でしょう。その足場があれば、仮にエリートコースに横入れすることになったとしても戦える武器ができているはずです。逆に中途半端に順位だけ見ても振り回されるだけになってしまうと思います (上位にいれば順位みることがプラスに働き得ると思います)。勝ちたいなら見据えるべきはライバルではなくゴールだと思います。私にとっては、ブログや株取引といったものも立派なカードだと思います。何をしたら勝つ (目的を達成) するのか。そのために何を経由すれば良いのかをしっかり見続けることが大事に思います。そのゴールというものが、エリートコース的な競争と一致するのか、それとも違うのか、どれくらいかするのか、ちゃんと自分で考えていることが大事だと思います。序列だけに意識をとられると、往々にしてゴールとは違う遠回りしがちなので、前のやつの影が見えなくても、ゴールだけみて進めばそのうちある程度抜かしていることもありがちに思います。現実問題、先行している側が進んだ後、後続側の取り得る経路が先攻勢とは別のところから追う方が有利になることも良くあるとこだし、先行する側の立場では、後続が同じルートで追ってくるとは限らないことをケアする印象でしょうかね。

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